小林興起はなぜ「オリーブの木」から出馬取りやめ?現在の関係は?

コラム

今回大阪選挙区からも、あだちみきよ候補を擁立しているミニ政治団体「オリーブの木」ですが、この団体はそもそも元国会議員の小林興起が呼びかけ立ち上げた政治団体です。



以下は今年5月の記事です。


小林興起氏が新政治団体、参院東京へ 比例に2人

https://www.sankei.com/politics/news/190521/plt1905210052-n1.html
「オリーブの木」8人を2次公認 参院選、小林興起代表は比例へ
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/photos/190617/plt19061722220030-p1.html

政策の柱に消費税率を現行の8%から5%に戻すことや、政府が生活費を国民に配る「ベーシックインカム」の実現、対米自立を掲げた。3氏を含め10人以上の擁立を目指す。天木氏は、鳩山由紀夫元首相や山本太郎参院議員にも参加を呼び掛ける意向を示した。

欧州で、ミニ政党が連立政権を組む「オリーブの木」構想というのがあり、小沢一郎なんかもよく日本版オリーブの木構想を提唱していましたが、それをやってみようということなのでこのネーミングなのです。
鳩山元総理や山本太郎にまで呼び掛けているのだそう。

というわけで、「オリーブの木」というのは一定の共通公約はあるものの、それ以上はそれぞれの陣営の主張になってくるのです。
小林興起にしても、自由国民党という自身の党ありきの上でオリーブの木に参加している。

自由国民党
https://kokumintou.jp/

小林興起のWikipediaの遍歴もなかなか凄いです。

上記記事でコメントしている天木直人氏は、「新党憲法9条」というのの代表らしいですし、そういうミニ政治団体の集合体なのです。
大阪ではオリーブの木として、あだちみきよ氏が出馬していますが、彼女の場合は政治団体「日本母親連盟マザリー」の候補ということができます

なぜか代表交代、出馬断念した小林興起

本来、全国比例でなんとか小林興起ひとりを、まずは通すことを目標とした団体かと思うのですが、突如代表交代し、小林興起の出馬は回避となります。

黒川敦彦でございます。
このたび新党「オリーブの木」常任幹事会にて 小林興起前代表に代わりまして代表に選任されました。
オリーブの木は若く新しい力を取り入れて成長していくというイメージを より強く打ち出すために代表を交代し黒川を前面に出し、選挙を戦っていこうということになりました。

小林興起氏に関しては黒川を導く大先輩として選挙を戦う予定でございましたが、小林が代表でないなら選挙を手伝えないとの意見が小林興起支持者の一部で強く、支持者の方々の声を尊重し苦渋の決断ではありましたが、興起氏は立候補を断念することとなりました。

黒川敦彦 が新代表となり、選挙戦を戦うことになったのだという。
若いイメージでいきたいという声が参加団体からあったのでしょうか?
一方で、そうなると小林興起の陣営の人間はそれなら手伝えないという声も出るしで…

今の関係性はどうなってるのだろうか?
ブログの内容から察すると、小林興起の後援会は小林を国会議員にするための動きにならない以上、オリーブの木を応援はしないとなっているのかもしれません。
寄合所帯ゆえのトラブル、弱点が早くも露呈した感があります。

まずは誰でもいいから1議席取って、政党交付金得て次の展開に繋げるという段取りでしょうから、大義のために小異を捨てねば、オリーブの木構想など失敗するだけのようにも思います。

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