公明党・杉ひさたけ候補に落選危機

コラム

「常勝関西」と言われた関西における公明党が揺らいでいる。
関西は創価学会が強く、公明党は盤石の地位を築いてきたのだが、ここ数年相当弱体化している。
前回の参院選でも、大阪の各地域で立憲に票数で劣るようなところが実は発生していた。

各社の状況調査において、大阪選挙区で公明・杉ひさたけ候補が苦戦中なのだ。
最後の1議席を、立憲・亀石倫子、共産・辰巳コータローと競り合ってるという報道もあり、公明が議席を落とす展開もありうる情勢。

事前には全く無名の維新2人目・梅村みずほ候補と立憲や共産、自民が競り合う展開も予想されたが
ふたを開ければ維新の盤石な票割りにより、維新の2名の候補は盤石。ワンツーフィニッシュすらあり得る展開に。
代わって公明の杉候補がラスト1議席を争う状況が起こりつつある。

また、兵庫選挙区でも公明党は接戦を争ってる最中。

公明党の苦戦は全国的な状況なのか、日刊ゲンダイが幾度も報じている。

7月17日のゲンダイのトップ記事は「公明惨敗」と公明の苦戦を伝えるもの。

学会員の動き鈍く…投票率上昇で公明「選挙区1勝6敗」危機
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258441
れいわ野原に学会票 東京で公明が共産に半世紀ぶり敗北か
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/258764

これで公明党が大阪に兵庫にと落としたら、完全に「常勝関西」は崩壊です。
春の統一地方選挙でも、公明党は現職がいる選挙区を放棄して出さないなどありました。
公明党は勝てない選挙は放棄しがちなので、今後の擁立構図が激変するかもしれません。
公明が底力を見せるか?限界を露呈するか?
これは今後を占ううえで、今回の選挙の隠れた見どころかもしれません。

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